ギリシャから読み解く日本の将来
多くのメディアが伝える通り、ギリシャのデフォルト(破産)が秒読み段階となってきました。
IMF(国際通貨基金)、ECB(欧州中央銀行)が融資などの支援することを条件に、ギリシャの財政改革を進めようとしていたのですが、最終的にギリシャ政府が改革案を拒否する方向に進んでいるため、このような状況となっています。
現在、ギリシャでは取り付け騒ぎとなっているため銀行業務を停止し、預金封鎖の可能性も出てきました。ATMからドラクマ(旧通貨)ではなく、信用力のあるユーロが下ろせるので、当然の結果だと思います。
日本も1946年にデフォルトが起こり預金封鎖が行われました。しかし、ギリシャと日本が起こすデフォルトでは少しタイプが異なります。
国家がデフォルトを起こす原因は「対外債務」と「国内債務」と2種類あります。ギリシャは、他国から借りたお金を返さない「対外債務」タイプ。日本で可能性があるのは、国民から借りたお金を返さない「国内債務」タイプです。
「国内債務」の方が聞こえはいいですが、国民に負担を強いるという意味では、最終的に同じような道を歩みます。国内債務のデフォルトは、以下の流れとなります。
①国債を期日に返すために日本円を大量増発
②日本円の信用力低下
③預金封鎖や財産税の実施
④新円(デノミ)の実施
現時点では、①と②の中間という感じでしょうか。③と④を免れるためには、日本の非居住者となり海外に外国通貨で資産を持つ必要があります。
銀行口座へのマイナンバー適用は、③の布石と思うのは私だけでしょうか。
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