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2015.02.05

チャートパターンから考える為替

こんにちは、香港から海外投資や金融情報をお届けする、オフショア香港です。
今日は、為替をチャートパターンから考えてみたいと思います。

大幅な円安も一段落し、方向感が定まらない米ドル円の為替。
この先は円高?円安?と迷われている方も多いはずです。
今週、来週と日米で景況感を示す指標が発表されていますが未だ方向が定まりません。

香港居住者としては、日本に帰国すると全てがバーゲンセールに思えるくらい円安が行き過ぎているような気がします。

しかし日本居住者にとっては、日本の将来に明るい見通しがなく悲観的(円安)に感じている方が多いのかと思います。

市場参加者も迷っているようで、為替チャート上では「三角保ち合い」を形成してしまいました。「三角保ち合い」とは、上値抵抗線と下値抵抗線が収束していき、交わりを頂点として三角形を形成することです。

今回は二等辺三角形に近いペナント型なので、市場参加者も方向性が決められず均衡している状態にあります。

三角保ち合いは2014年12月から形成されているので、約2ヶ月間の持ち合い期間が続いています。この期間が長ければ長いほどチャートが切り崩れた時に変動の幅が大きくなります。

2月5日時点では、今後上値が119円台、下値が116円台に突入すると均衡が崩れる可能性が高くなります。切り崩し後は、同方向に2-3円の変動することが予想されます。

「三角保ち合い」は有名なチャートシグナルの一つなので、市場参加者の心理により、教科書通りに進むことが多いです。

チャート上では円高勢力が優勢です。一方、日本の国債入札不調により長期金利が急上昇(円安)のニュースも入ってきています。

2月中には、チャートの均衡が崩れる予定です。
皆様は、どちらに動くと思いますか?

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