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2014.11.25

ユーロ圏「債務残高」と今後

こんにちは、香港から海外投資や金融情報をお届けする、オフショア香港です。
今日はユーロ圏の債務残高と今後について書きたいと思います。

ユーロ圏の債務危機は、2009年10月ギリシャの放漫財政により始まり、ポルトガルやアイルランドも欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から金融支援を受けています。

現在ユーロ圏で債務残高が多い国(対GDP比)のランキングと債務額は、1位:ギリシャ174.25(債務額3.169,7億ユーロ)、2位:ポルトガル131.26(債務額2.211.1億ユーロ)、3位:イタリア136.72(債務額21.492.2億ユーロ)、4位:アイルランド112.44(債務額2.040.7億ユーロ)、5位:ベルギー101.93(債務額3.981.8億ユーロ)となり、このままユーロ圏の景気低迷が続けば、世界経済にも悪影響を与えかねない状態です。
※数字はIMFによる2014年10月時点の推計

しかし、2014年10月10米ワシントンのイベントで欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、今後緩やかに景気回復の方向へ向かうと述べ、低インフレが長期化するリスクが強まれば、新たに金融政策を追加する用意があると宣言しました。

個人消費がGDPの約6割を占めるユーロ圏経済は、最悪期を脱して景気回復に向かう時期に来たのかもしれません。
 
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