• ページTOP
  • オフショア海外投資ブログ
2016.02.19

マイナンバーがないと海外送金できない?

最近、香港在住で日本のマイナンバーを持たない日本人が、日本の銀行から香港に海外送金をする際に断られたというケースを耳にした。この先、日本の銀行口座にマイナンバーを登録しないと、海外送金や海外入金が受け付けられない可能性が高いだろう。

 

マイナンバーの配布は2015年10月から始まっているが、日本に住民票がないと取得できないため、海外永住している人に限らず駐在や留学などで日本から住民票を抜いている人でも所持していないのが現状だ。 マイナンバーなしでの海外送金・入金ができないのは現時点では一部の銀行だけのようだが、今後日本のすべての銀行で統一される可能性は高そうだ。

 

しかし、銀行口座へのマイナンバー提示義務は2021年からだったはずだが、どうしてそんなに早く始めているのだろうか?

 

マイナンバー提示義務化はまだ法律としては制定されていないので、間違いなく金融庁の指導だろう。今後、海外送金はもちろんのこと、預け入れや引き下ろし、国内送金、住所変更、投資など、窓口に行くと提示を求められる可能性は高くなるはずだ。そして2021年以降には日本の銀行引き落としにするクレジットカードを持つこともできなくなるだろう。

 

実は証券会社ではすでに始まっており、2016年1月1日から証券口座開設時にマイナンバーを提示する義務が法律で定められている。本来非居住者は日本の証券口座を運用することはできないが、もともと日本在住していたときから証券口座をそのまま所有している海外在住者は少なくないはず。そういった口座は2018年末で閉鎖されることになる可能性がありそうだ。

 

それでは今後、海外居住者はどのような対策を講ずべきか?

1.海外にできるだけ資産を移す
2.日本に住んでいる家族に自分専用の口座を作ってもらう
3.日本の銀行窓口に近づかない

基本的なことだが、この3点に尽きる。日本の銀行にも「非居住者円預金」という形骸化されたサービスがあるが、これは機能しないだろう。

 

希望的観測だが、マイナンバー提示義務が始まる2021年までに電子マネーやフィンテックは更なる進化を遂げると信じている。日本に口座は無くても、クレジットカードやPaypalで送金や現金引き下ろしできる時代はすでに来ている。規制が先か、テクノロジーが先か。ぜひともテクノロジーに勝ってもらいたいものである。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

オフショア投資情報が満載!(ブログ村のランキングに参加中!)
是非クリックをお願いします。ブログランキング・にほんブログ村へ   

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2016.02.04

プレミアムファイナンスとは?

『プレミアムファイナンス』という言葉を聞いたことあるでしょうか?

『特別な財務』という意味ではありません。笑

プレミアムの意味は『保険料』
ファイナンスの意味は『ローン』

すなわち『保険を担保としたローン』、日本で言うところの契約者貸付制度に似ています。

しかしプレミアムファイアンスの凄いところは、レバレッジを掛けて死亡保障額を更に膨らますことができるという点です。

死亡保障額を膨らますことにより、相続対策として非常に有効となります。
特に、不動産や自社株式など容易に売却できない資産をお持ちの方にお勧めです。

プレミアムファイナンスと相続の仕組みは以下の通りとなっています。

1. USD1,000,000(約1億2千万円)の手持ち資金を指定の銀行へ担保として預ける

2. 購入予定の保険を担保として、USD2,000,000の融資を受ける。

3. 保険料USD2,000,000の保険に加入。死亡保障は約USD6,000,000(保険料の約3倍)となります。

===== 被保険者が死亡し、相続が発生 =====

4. 保険金USD6,000,000で、USD2,000,000のローンを返済。

5. 当初の自己資金USD1,000,000と保険金残額USD4,000,000、計USD5,000,000をみなし相続財産として受け取れます。

6. 相続税を50%と仮定した場合、相続人の手元にUSD2,500,000が残ります。

※上記金額は50歳程度の方を想定していますが、年齢や健康状態により異なります。

要約すると…
保険料USD1,000,000で、保険金約USD5,000,000を受け取れるという仕組みの商品です。

相続税を回避するためには、相続人と被相続人が5年以上続けて海外に住む必要があり、非常に難しくなっています。
このプレミアムファイナンスを活用すれば、相続税を支払っても当初預入金の2.5倍が手元に残ります。

しかし、、、このプレミアムファイナンスを扱っている金融機関は極々僅かとなります。
ご興味のある方は下記からお問合せください。

お問合せ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

オフショア投資情報が満載!(ブログ村のランキングに参加中!)
是非クリックをお願いします。ブログランキング・にほんブログ村へ   

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2016.01.22

香港BSでHSBC銀行の口座の難しさを伺った

最近、「HSBCの口座開設はほとんど無理、と聞いたのですが…」という問い合わせが増えました。
他の方のブログ等でもそのような記事が増えているため、会社設立や口座開設で実績のある「香港BS」に聞いてみました。

【個人口座】
香港BSの担当者曰く、重要なポイントは下記の2つ。
1. 簡単な英語か中国語が話せること
2. 香港での口座開設理由があること

以前のようにサポート会社が同席ができて、誰でも口座開設できる時代は終わったようです。
そのために「口座開設は無理」という噂がでているのでしょう。

香港BSでは、個人口座開設のために以下の対策をしているようです。

・知り合いの銀行員への紹介
・できるだけ喋らないようにするための資料作成
・簡単な英語の受け答えの練習
・口座開設理由のアドバイス

これらの対策により、口座開設はほぼ可能になるとのことです。

【法人口座】
口座開設できる法人は、大きく分けて2つあります。
一つは香港法人、もう一つはオフショア法人。
口座開設の難易度的には、香港法人は比較的簡単で、オフショア法人はやや難しいようです。

香港法人はどこの銀行でも口座開設可能ですが、オフショア法人はHSBCとハンセン銀行のみが口座開設可能です。

現在、HSBCで口座開設可能なオフショア法人は、セーシェル、アンギラ、サモア、マーシャル諸島のみです。
以前はBVIやケイマンも口座開設ができたのですが、現在は受け付けていません。
日本法人も香港に支店登記をすれば口座開設できるようですが、香港で税務申告義務が発生するため需要は無いようです。

法人口座開設の際に重要なポイントは、下記の3つです。
1.簡単な英語か中国語が話せること
2.香港での口座開設理由があること
3.事業内容の説明

香港BS曰く、法人口座開設で重要なポイントは「事業内容の説明」だそうです。

役員もしくは株主の実績、事業内容、財務状況、香港口座開設の理由を合理的に銀行へ説明する必要があるためです。
そのため香港BSでは、「とりあえずペーパーカンパニーを作りたい」というお客様はお断りすることが多いとのこと。

英語についてはさほど心配が少ないようです。
理由としては、役員・株主・署名人の誰かが喋ればいいことに加え、知り合いの銀行員が同席を認めてくれるためです。

口座開設情報は以上となります。
香港BS曰く、法人を作りたい方はビザや口座開設も含めて総合的に考えることが重要とのことでした。

難しくなってきているのは事実のようですが、きちんとしたサポート会社に口座開設を依頼すれば、口座開設はできるようですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

オフショア投資情報が満載!(ブログ村のランキングに参加中!)
是非クリックをお願いします。ブログランキング・にほんブログ村へ   

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2016.01.06

香港の保険は本当にお得?

「香港の保険は本当に良いの?」という質問を良く受けます。
日本と比較した場合、ほとんどの場合がYesです。

例えば、プルデンシャル(英)の死亡保障型生命保険(40歳男性)で具体例を出してみましょう。

プルデンシャルは実績ベースとして、複利で約5~7%(変動型)を想定しています。
複利で5~7%は少ないですか?それは大きな間違いです。

40歳でUSD1,000,000の保険料を一括払いした場合、解約返戻金は以下のようになります。

51歳でUSD1,400,000 ~ 1,700,000
61歳でUSD2,800,000 ~ 4,000,000
71歳でUSD5,400,000 ~ 9,300,000
81歳でUSD10,000,000 ~ 21,000,000

つまり寿命(81歳)で死亡した場合、40歳で預けた金額の10~21倍が返ってくるわけです。
上記は解約返戻金なので、死亡前に解約しても同額を受け取ることができます。

日本の生命保険とは比べ物にならないですね。

しかし、残念なお知らせもあります。

プルデンシャルの保険には日本居住者は加入することはできません。
海外に暮らしている方限定です。もし日本に暮らしている場合は、
ビザを取得して一時的に引越せば買うことができます。

相続対策などで高額な保険を必要としている方は、短期的な海外移住を
検討してみても面白いと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

オフショア投資情報が満載!(ブログ村のランキングに参加中!)
是非クリックをお願いします。ブログランキング・にほんブログ村へ   

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2016.01.04

2016年開始、香港経済今年の展望は?

新年明けましておめでとうございます。
香港では、毎年ニューイヤーカウントダウンで盛大な花火が打ち上げられ、新年が祝われます。

2016年花火

香港の中心地であるセントラルやチムサーチョイのハーバーフロントには毎年花火を見るため多くの人が集まります。
オフショア香港スタッフは、香港島高台にある高級マンションの陽明山荘から更に30分登り、山頂から花火を見届けました。花火より高い位置から見れる場所が多いというのも香港の特長ではないでしょうか。

香港の2016年は、香港ドル利上げの影響による香港不動産価格の下落、中国経済の低迷の影響などが予想されます。また世界に目を向けると、アメリカ大統領選挙、原油価格下落の行方などが、2016年のキーワードになるのではないのでしょうか。

香港ではサービス産業が9割を占めているのですが、2016年は貿易、観光、小売りなどの支柱産業が低迷することが予想されており、GDP伸び率の低下は必須となるでしょう。

オフショア香港では、皆様に有益な情報を今年もお届け致します。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

オフショア投資情報が満載!(ブログ村のランキングに参加中!)
是非クリックをお願いします。ブログランキング・にほんブログ村へ   

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~