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2016.01.22

香港BSでHSBC銀行の口座の難しさを伺った

最近、「HSBCの口座開設はほとんど無理、と聞いたのですが…」という問い合わせが増えました。
他の方のブログ等でもそのような記事が増えているため、会社設立や口座開設で実績のある「香港BS」に聞いてみました。

【個人口座】
香港BSの担当者曰く、重要なポイントは下記の2つ。
1. 簡単な英語か中国語が話せること
2. 香港での口座開設理由があること

以前のようにサポート会社が同席ができて、誰でも口座開設できる時代は終わったようです。
そのために「口座開設は無理」という噂がでているのでしょう。

香港BSでは、個人口座開設のために以下の対策をしているようです。

・知り合いの銀行員への紹介
・できるだけ喋らないようにするための資料作成
・簡単な英語の受け答えの練習
・口座開設理由のアドバイス

これらの対策により、口座開設はほぼ可能になるとのことです。

【法人口座】
口座開設できる法人は、大きく分けて2つあります。
一つは香港法人、もう一つはオフショア法人。
口座開設の難易度的には、香港法人は比較的簡単で、オフショア法人はやや難しいようです。

香港法人はどこの銀行でも口座開設可能ですが、オフショア法人はHSBCとハンセン銀行のみが口座開設可能です。

現在、HSBCで口座開設可能なオフショア法人は、セーシェル、アンギラ、サモア、マーシャル諸島のみです。
以前はBVIやケイマンも口座開設ができたのですが、現在は受け付けていません。
日本法人も香港に支店登記をすれば口座開設できるようですが、香港で税務申告義務が発生するため需要は無いようです。

法人口座開設の際に重要なポイントは、下記の3つです。
1.簡単な英語か中国語が話せること
2.香港での口座開設理由があること
3.事業内容の説明

香港BS曰く、法人口座開設で重要なポイントは「事業内容の説明」だそうです。

役員もしくは株主の実績、事業内容、財務状況、香港口座開設の理由を合理的に銀行へ説明する必要があるためです。
そのため香港BSでは、「とりあえずペーパーカンパニーを作りたい」というお客様はお断りすることが多いとのこと。

英語についてはさほど心配が少ないようです。
理由としては、役員・株主・署名人の誰かが喋ればいいことに加え、知り合いの銀行員が同席を認めてくれるためです。

口座開設情報は以上となります。
香港BS曰く、法人を作りたい方はビザや口座開設も含めて総合的に考えることが重要とのことでした。

難しくなってきているのは事実のようですが、きちんとしたサポート会社に口座開設を依頼すれば、口座開設はできるようですね。

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